2019/01/19
長い冬休みが明け園舎に元気な子ども達の声が戻ってきました。
3学期が始まり、少しずつお休みから園生活のリズムを取り戻してきた頃子ども達がとてもとても楽しみにしていた行事がお祭り広場が行われました。
お祭り広場では子どもたちが製作した作品をお客さんになって買ったり、お店屋さんになって売ったりとお店屋さんごっこををします。製作(品物作り)では手先の使い方、お店屋さんごっこでは言葉でのやり取り、勤労感謝、集団活動と今までの保育の中で培ったものの集大成となることを目的とした行事です。
子ども達はお祭り広場に向け12月から準備を始めていました。お店屋さんにはこもの屋さん、おもちゃ屋さん、ゲーム屋さん、カレー屋さん、デザート屋さん、ジュース屋さんがあります。
たんぽぽ組さんはブレスレット、すみれ組さんはぶんぶんゴマ、双眼鏡、時計、ばら組さんは牛乳パックごま、双子パンダ転がしとバック、ストローネックレス、さくら組さんはゲーム屋さんの輪投げ、的当ての輪っか、ボールやゲームに参加するともらえる景品の折り紙、おもちゃのプリズム眼鏡を各クラスでそれぞれ製作しました。
1月に入るとそれぞれの担当のお店ののれんを縦割りで作り、皆でカレー屋さんのカレーに入るジャガイモ、ニンジンの型抜きをしました。子どもたちはあのおもちゃを買いたい!カレーを食べるのが楽しみ!などと思いもそれぞれに当日までの日々をワクワクしながら過ごしていきました。
お祭り広場当日は午前の部、午後の部に分かれており、午前中はたんぽぽ、すみれ、午後はばら、さくらでした。 まずは午前の部子ども達の買い物からスタートです。この時店員をしてくださったのは保護者の方々です。子ども達はいつもと違う雰囲気の様子に緊張したりもしましたがチケットを握りしめ、商品を迷いながらも選ぶ姿はとても可愛らしかったです。
自分たちで型抜きをした具の入ったカレーも「おいしい!」とぺろりと食べました。
たんぽぽさんたちもお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にお店屋さんを回り大満足!
次は交替して子どもたちがお店屋さんをしました。
「いらっしゃいませー!」と元気にお父さん、お母さんに向けて呼び込む声や「おうまの(絵の)券くださーい」とユニークな呼び込みもありました。
店員さんもあっという間に終わり、午前の部は終了しました。
さて午後の部はばらさん、さくらさんです。
元気な声で登園し、並べてある商品に「これは○○組さんが作ったの?」と興味津々の様子で、今日買うものをリストにして楽しみにしている様子がひしひしと伝わってきました。
午後の部も午前の部と同じように子ども達から買い物がスタートします。
手提げかばんを持ち勢いよく自分の買いたいものの所へまっしぐら!
チケットを探して商品を選びます。
ゲーム屋さんでは行列ができ順番に、輪投げ、的当てができるのを楽しみに待っています。
悔しがる声や「やったー!」と嬉しそうな声が色々なところから聞こえてきました。
ホールの飲食のお店屋さんはテーブルが埋まるほど人がいっぱい!
「あつい!けどおいしい!!」「オレンジジュースにしたよ!」「カレーを食べたら一緒にデザート屋さんに行こう!」などとお友達や先生とお話ししながら楽しい食事を済ませました。
買いたいものを買って食べたかったカレーも食べ終わるころ次は子どもたちが店員さんの番です。
子ども達はそれぞれの配置につき担当の先生に話を聞いて準備は万端!
店員さんが笛の合図でスタートしました。
「いらっしゃいませー!」の声がどこのお店からも聞こえ、可愛らしい店員さんにお客さんたちはもうメロメロ。
品物が良く売れるようにとお母さん、お父さんたちが店員さんの時にやっていたように実演販売をしてみたり、品物を綺麗に並べてみたり、「どうですか~?」とお勧めしてみたりと店員さんたちは商品を売る工夫を頑張ってしていました。
飲食の方では「こちらを手にかけて下さい。」と手の消毒を丁寧に促していたり、お客さんが一つくださいと言うと「はいどうぞ!」とみんなでデザートの皿を差し出したりと子どもたちは活き活きと楽しそうに店員さんをやり切りました。
保護者の皆さまはじめ、園児の兄妹のお兄さんお姉さん、未就園児、外部等からも沢山のお客様に来ていただきお祭り広場は大盛況でした。店員へのご協力やバザー出品物へのご協力、廃材集めへのお力添え等色々な援助に感謝いたします。誠にありがとうございました。子ども達の色々な人たちとの交流の場、達成感、勤労感謝等の成長に繋がる行事となりました。お越しいただいた方々、ご協力いただきました方々に感謝申し上げます。